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今回のエネルギーIQ記事では、未来のデータセンター産業に影響を及ぼす5つのトレンドについて調べてみましょう。

Cummins – データセンタートレンド

ここ10年間のデータセンター産業のトレンドを振り返ってみると、超大型データセンターとクラウドの増加が最も大きな変化でした。今後10年もデータセンター産業は依然として成長の傾向が続くと見られます。実際にクラウドコンピューティング市場は、今後3年内に年間18%成長するものと推定され、成長の方向は過去10年とは異なってくるようです。
今後10年間、スピーディーに変化していくデータセンター産業の未来について、貴方の見識を高めてくれる5つのトレンドについて調べてみました。

1. 次第に多くの企業がハイブリッドクラウドを選択することになる。

2000年代に始まったクラウドの成長は、それ以降10年間、データセンター業界で急速に跳躍した。そして今後の10年間も、ハイブリッドクラウドはその成長を続けていくでしょう。
プライベートクラウドとパブリッククラウドは、ユーザーに異なる利点を提供します。プライベートクラウドは、ユーザーにとって個別の規制ニーズと独特の環境を満たし、さらに高いレベルのセキュリティ及びカスタマイズされた最適の機能を提供します。パブリッククラウドは、比較的安い費用と注文型の拡張性を提供。一方、ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウドとパブリッククラウドの短所を最少化しながら利点は全て享受できる機能を提供するものです。

ハイブリッドクラウドは、セキュリティへの敏感度の高くない大容量又は需要変動の多い部分にはパブリッククラウドを使い、企業の核心情報や予測可能な使用パターンの場合にはプライベートクラウドを使うことを言います。ハイブリッドクラウドを使う企業は、依然として業務遂行上で欠かせない作業に対してはセキュリティを高めることができ、セキュリティへの敏感度の低い作業に対してはより低い費用のパブリッククラウドを活用できます。これらによりハイブリッドクラウドは企業の間で最高のクラウド戦略の選択肢となるでしょう。実際に、調査の前年度の51%に比べてさらに7%増えた58%の企業がこの戦略を求めています。ハイブリッドクラウドは今後10年間上昇し続けるものと予想されます。

2. IoTの力と5Gで加速化されたエッジコンピューティングの成長は、クラウドを補いつつ入れ替わることはまだない。

IoT機器の使用増加は、エッジコンピューティングの拡大要因の一つです。一方で5Gは、エッジコンピューティングを可能にする技術の一つとして活用されることになります。
医療から製造に至るまで、企業はIoT機器を次第に多く使用し始めており、応答時間の速度改善も期待されています。収集されたデータを数千マイル離れた所に送り、処理して再度受け取る場合、遅延時間は長くなるしかありません。IoTの採択速度が速まるにつれ、機器から生成されるデータの量がネズミ算式に増え、遅延時間問題も次第に加速します。興味深いことに、このような現象は企業に限られた問題ではなく、家庭でもIoT機器と自律走行車が次第に多く使われ、個人もさらに多くのデータを生産し、迅速な応答時間を期待しています。仮に貴方にスマート電球があって、スマート電球のスイッチやスマートフォンのアプリで電源onを実行した後、5秒間待たなければならない場合を想像してみてください。
エッジコンピューティングは、演算とデータ保存リソースを最終ユーザーとIoT装置に遥かに近く提供することで応答時間を改善します。エッジコンピューティングの成長がクラウドと取って替わるのを意味するのではなく、代わりにエッジコンピューティングとクラウドの結合が、さらに効率の高いデジタル及び物理的なインフラ構築を進めるでしょう。

3. 専門人材不足が生じる新たな地域が生まれ、従来の人材は技術変化を経験することになるだろう。

エッジコンピューティングの必要性が高まるにつれ、エンドユーザーと彼らのIoT機器にさらに近づくために、新しい地域に新規のデータセンターが構築され、遅延時間が改善されています。これにより従来にはデータセンターが建設されなかった都心や中小都市で、データセンター人材の必要性が生じています。しかし、ハイブリッドクラウドの浮上と関連しては状況が少し異なります。ハイブリッドクラウドを支援するデータセンターを運営するには、ハイブリッドクラウドのソフトウェアとハードウェア関連技術を全て備えなければならず、一方で、人工知能(AI)の出現は、データセンター事業者がAIで特定業務を管理する知能型データセンターを構築して人材難をある程度解消するのに役立つでしょう。
新しい地域の専門人材不足であろうと、従来の人材に対する新しい技術補強であろうと、人材不足は今後10年間続く可能性があります。これにより、クラウドサービス提供者と企業顧客は、技術を拡張するための交差人材教育のために、より緊密に協力できる機会を得るでしょう。

4. エネルギー効率と環境影響への関心がさらに高まるだろう。

データセンターの電力使用効率(PUE)は、2007年2.5から2019年1.67へと引き続き改善されているが、データセンターでは依然として多くのエネルギーを消費しています。データセンターの運用には、世界5位の経済大国のイギリスで使用する総エネルギー量よりも多くのエネルギーが消費されるとも推定されます。
一方、世界のエネルギーと電気は、依然として主に化石燃料により生産され、38%の電気は炭素排出量が最も高い石炭火力発電で生産されていることを肝に銘じなければなりません。データセンターの高いエネルギー消費量と化石燃料に対する我々の関係性上、データセンターがその運用において、世界の炭素排出量の約2%を占めているという驚くべき数値もあります。

炭素排出以外にも、水使用量は持続可能性の主な要素としてより多くの関心を受けるものと予想されます。一方、データセンターがエネルギー効率を高められるように、統合技術から冷却システム変更に至るまで、多様な技術発展がすでに予想されているという前向きなニュースもありました。

5.セキュリティの重要性は様々であり、今後もさらに重要になるだろう。

我々は、データセンターのトレンドについて議論する際、情報セキュリティから始めるか、或いは情報セキュリティで終わらせるかについて常に悩んでいるほど、データセンターにおけるこの課題は常に重要なものであり、2000年代、2010年代、または2020年代のどの時期に焦点を合わせても、主要なトレンドに含まれ続けていくはずです。
10年前に遡ってみると、データセンター運営者のセキュリティ管理が最優先に思われていました。しかし昨今は、セキュリティ侵害による財政面の影響を主要要因に、対する規制の面がさらに重要な課題となっています。
これからの10年、情報セキュリティは二つの側面で重要になるでしょう。第一に、情報セキュリティの侵害が人間の生命を脅かす側面です。自律走行車やヘルスケア、IoTのアプリケーション運営を支援するデータセンターのセキュリティ侵害に伴う結果を創造してみてください。第二に、エッジデータセンター発の情報セキュリティ問題です。将来エッジデータセンターは規模が小さくなり、現地スタッフがなくなるものと予想される以上、業界ではこのような無人サイトのセキュリティを維持するための解決策を探さなければならないでしょう。

データセンター産業の成長は終わりがないように見えますが、成長の成り行きは今後10年間で変化が予測されます。ハイブリッドクラウドの比重が増える可能性を持ついっぽう、エッジコンピューティングが増えるでしょう。業界のあらゆるステークホルダーにとっては緊張と興奮の新たな10年になりそうです。

 

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参照:
サービス、構築モデル、組織の規模、ワークロード、垂直及び地域別クラウドコンピューティング市場(2013年2月) – グローバル展望。Report Linker、https://www.reportlinker.com/から検索。
2 Global Cloud Index、2021年まで全体データセンタートラフィックの95%を示すクラウドトラフィック予測(2018年2月)。シスコ、https://newsroom.cisco.com/から検索。
3 ローレンス、A。PUEは実際に上昇しているか? (2019年5月)。稼働時間研究所、https://journal.uptimeinstitute.com/から検索。
4 ダニールロック、R。なぜエネルギーがデータセンターにとって大きくて急速に成長する問題なのか?(2017年12月)。フォーブス、https://www.forbes.com/から検索。

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